雑種猫
8歳
未避妊メス
乳腺部に見られた小さなしこりを主訴に来院されました。細胞診にて乳腺腫瘍が疑われました。未避妊であったため、避妊手術+乳腺片側全摘出及び腋窩リンパ節郭清を行いました。病理検査の結果、乳腺癌と診断されました。
猫の乳腺腫瘍は約90%が悪性とされており、犬と比べ悪性の割合が非常に高いのが特徴です。腫瘍が発生した部位のみの摘出では残された乳腺に新たな病変が形成される可能性が高く、診断時には25%の症例でリンパ節転移がみられたとの報告もあります。そのため広範囲な切除が必要になり、当院では原則、乳腺片側全摘出及び腋窩リンパ節郭清または切除を行っております。
猫の乳癌は発見が遅れると非常に予後が悪い腫瘍ですので、早期発見早期治療が非常に重要です。