ミニチュア・ダックスフント
14歳8ヶ月
避妊雌
以前からあった左第4乳腺部の腫瘤が急激に大きくなったため来院されました。細胞診検査では上皮系細胞が採取され、乳腺腫瘍が疑われたため手術を実施しました。他にも、右第3-4乳腺間、左第3乳腺部にも腫瘤があったため、全ての腫瘤と乳腺、鼠径リンパ節を一括で切除しました。比較的大きめの腫瘤ではありましたが、問題なく切除して閉創可能です。病理検査の結果は、乳腺癌(低悪性度)でした。
乳腺腫瘍は避妊手術をしていない雌犬で好発する腫瘍です。早期の避妊手術で予防が可能ですが、こちらの患者さんは避妊手術が14歳時であったため乳腺腫瘍が発生してしまったと思われます。手術だけで根治が期待できるものから、術後に抗がん剤を実施した方が長期生存が期待できるものまで様々なので、症例によって適切な術後の治療法を選択する形になります。